22
2014【ERIC ARAKAWA来日】ROCKET FISH
昨年秋、ビーチブレイクorリーフブレイクでの小波で使用するボードが欲しくて欲しくてたまらなかった、石丸ライダーのレトロツインのインプレッションです。
17歳からのサーフィン歴も30年を軽〜く越えて今年で51歳を迎えた。
さすがに肉体の衰えは否めない。
進化する若者達のサーフィンは留まるところを知らず、更に高く空に飛び出してはクルクルと回って降りてくる。
おじさんは涙もろくなってる上、骨ももろくなってるからもう飛ばない。
そのかわり、大人らしくしっかりと地に足を付けて走るのだ。
G(社会の圧力も含む)に耐えながらドライブターンをして、反動をスピードに変えてラインを描くのが好みだ。
クルクル回るのは海上がりのアルコールで充分。海では回らない。(巻かれて回ってるか?)
だけど、相変わらず少年の心だけは衰えないし、長年積み重ねた老練な経験を生かしたオリジナルのラインを波に刻んで走りたい。
「ヤシヤシ動きたいわけじゃないけど、イージーパドリングでスピードとドライブ。
それプラスでルースも欲しい。」
エリックさんとのそんなディスカッションの中で出来上がってきたのがこのカスタム
レトロツイン”ロケットフィッシュ”だ。
スモールウェーブでも早いテイクオフをするためのアウトライン。
しかし、流行りのレトロツインフィッシュとは完全に違う。
スタンディングからのファーストターンでビュ〜ンだ。
ビュ〜ンでシュイ〜ンでギュイ〜ンだ。
深いコンケーブを気持ち良く水が流れていくのがハッキリわかる。
フィンのポジションも独自のセッティングが施されているので、幅や厚みを感じさせ
ず反応良くレールが切り替わる。
レールをホールドしてラウンドハウスの様な長いターンも可能だし、激しく蹴り込め
ばルースなターンも楽しい。
腰からオーバーヘッドまで使えるから、僕にとっては今最も使用頻度の高いサーフ
ボードになっている。
ソリッドな波にはアンプリファイヤー使ってるけど、ファンサーフには断然これ!
ロケットフィッシュ最高!
アンプリーファイヤーのインプレッションは次回に!